正社員になることを前提とした雇用形態に紹介予定派遣というものがあります。これは、最長6ヶ月の派遣期間を設け、その期間に派遣先に認められたら正式に直接雇用をされるという働き方です。

この紹介予定派遣は、まさに派遣と直接雇用の良い部分をかけ合わせたような雇用形態です。特にこの雇用形態の魅力といえるのが、自分にとって良い企業なのかどうかを見極めできるという点です。

仕事を選ぶ際、やはり気になるのが現場の雰囲気や人間関係ではないでしょうか。そんな中、紹介予定派遣としてその現場を見ることができれば、本当に自分に合う場所かどうかを自分の目で確かめることができます。

また、実際に現場で働けるため、派遣先の仕事内容が自分に合っているのかを確認することも可能です。最長6ヶ月の猶予があるので、じっくりと業務の詳細を調査することができます。

その他、要望があれば派遣会社が中間に入って、給与面や休暇面などの交渉をしてくれるのも嬉しいポイントです。具体的な条件の交渉は、直雇用の面接などではなかなか言いづらいもの。そういった部分を考えると、紹介予定派遣で派遣会社にサポートしてもらった方が自分の為になるといえるのではないでしょうか。

この紹介予定派遣をぜひ活用してほしいのが、介護の仕事です。今や介護業界は高齢化の問題で人材不足が深刻化しており、全国どこでも求人が溢れかえっています。その分、働きやすい職場のみならず、過酷な職場もたくさん存在しています。それを考えると、介護業界に就くなら、多くの求人から自分に合った現場を見つけ出す力が必要になってきます。

介護現場は、ただでさえ体力的にも精神的にもタフさが求められる場所。そのため、少しでも自分に合う雰囲気だったり、人間関係が良かったりとなんらかのメリットがないとなかなか続きません。それを踏まえて、やはり本当に続けられる介護の職場を見つけるためには、紹介予定派遣を活用したほうがベターだといえるでしょう。
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